RubyGems の5年ぶりのメジャーバージョンアップである 3.0.0 をリリースした。RubyGems や Rake のリリースは何度やっても魂を消費する。
https://rubygems.org/gems/rubygems-update/versions
自分が触ることが多くなってからいい加減 Ruby 1.8/1.9 を考えたコードを書くのはしんどくなったので、基本的に理不尽な非互換は起こらないようにリリースマネジメントを注意しつつ、Ruby 2.3 未満のサポートを切ったものを 3.0.0 としてリリースした。
https://github.com/rubygems/rubygems/graphs/contributors?from=2017-12-25&to=2018-12-18&type=c
上記の通り、ここ一年の開発アクティビティランクとしては No.1 でした。ちょっと頑張ったわー。
大きい非互換としてはサポート対象の Ruby のバージョンが変わったということと --no-rdoc
と --no-ri
オプションが無くなって --no-document
オプションを使ってくださいという二つくらい。他には gem i
がスレッドを使って並列で動くようになった、とか重要なコマンドの実行には OTP を使うようにしたという GSoC の成果などが含まれている。
他にも開発サイドとしては hoe やめました、とか rubocop 入れてだいたい Ruby 書いてる人が同じようなコード(then は使わないとかそういうレベル)の code-style にそろえていくというのを入れている。
この RubyGems 3.0.0 は Ruby 2.6.0 に同梱される予定なのでお楽しみに。