あんちぽくんが紹介していてその時にシュッと買ったまま積んでいたんだけど、社内で開催しているマネージャ向け読書会のお題として出てきたので、えいやっと気合を入れて読んだ。
内容自体は、経営学についてちゃんと学術的に研究して論文として発行したものについてトピックごとに紹介するというもので、ビジネス書でよくあるただの経験談ではないのがだいぶ良かった。
本の中で、 diversity について片方の性別で固めるよりも、両性を混ぜた方がコンフリクトなどが生じたという研究結果が紹介されていて、多様性による結果を求めるときにはこういったマイナス面も気にする必要があると締めくくられていたのだけど、そこはちょっと違うよなあ。
気にするというのは経済圏で圧倒的多数である男性の目線だから気にしなければいけないくらいの他人事のトーンで書いているけど、そもそも平等であるはずの職業や経済状況が平等じゃないのが異常なので、マイナス面があったとしてもそこを乗り越えるのだ、というのが 21 世紀の課題だと思うんだよなあ。がんばりましょう。