トップ «前の日記(2018/04/04 (水) ) 最新 次の日記(2018/04/06 (金) )» 編集 RSS feed

HsbtDiary


2018/04/05 (木) [長年日記]

Ruby CI で Ruby 2.2 のサポートを終了した

3/31 で Ruby 2.2 がセキュリティメンテナンスも含めて完全終了したので Ruby CI の実行する対象バージョンから除外した。

https://github.com/ruby/chkbuild/pull/37

1-2週間は結果の表示が残るけど、そのあとは 2.3-2.6 のみになる見込みです。もし、お手元のアプリケーションで 2.2 がまだ動いている環境がある場合は 2.4 ないし 2.5 への移行を強くお勧めします。

snapcraft に Ruby snap をリリースした

snap という canonical が進めているアプリケーションパッケージの仕組み(deb や rpm と違って 1 パッケージ内にオールインワンのバイナリや環境を提供している)に Ruby の 2.5.1 を candidate チャンネルとしてリリースした。

https://dashboard.snapcraft.io/snaps/ruby/

ubuntu 16.04 なら OS のインストール直後から snap install ruby --candidate とかやると Ruby 2.5.1 がインストールされます。まだ調整中なんですが ruby.bundle というコマンドを実行すると bundler も動きます。これは snap の仕組みでこんな名前になってるんですが canonical の中の人と調整して bundle というコマンドになるようにするつもりです。

なお、confinement とかまだ試行錯誤中なので、実際に使おうとすると権限などがだいぶ怪しいと思う。

https://github.com/ruby/snap.ruby

rbenv とか入れてインタプリタをビルドしたくないけど、最新の安定バージョンは使いたいという人には嬉しいソリューションだと思うので、stable チャンネルに出す前に試してフィードバックをくれると嬉しいです。よろしくお願いします。