若い人向けに Rails Tutorial のようなプログラミングがっつりという本以外で勧める本ってなんだっけなと、だいぶ昔に読んだか読んでないかあいまいな記憶があるコンピュータはなぜ動くのかを改めて読んだ。
広く浅くコンピュータ基礎というトピックを抑えているのは良いけど、いわゆる SE 文化をわざわざ解説していたり、内容が基礎の概念というには一昔前の流行り(オブジェクト指向はカプセル化が~や、XMLの解説など)はちょっとうーん、という内容だった。少なくともおすすめ!って感じではないなあ。
放送大学で新しい時代の技術者倫理という講座をやっているのを見つけたので 15 コマの放送を全部録画して読書や nanoblock を組み立てる傍らで流し見していた。
流し見ではあるものの、技術者倫理の発生から歴史、技術者が実際に倫理的思考を必要とされて判断が迫られるときのフレームなどが解説されていて大変良かった。「福利」というキーワードの開設と、チャレンジャー号の事件をケースとしてエンジニアがそれぞれとった行動について検討したコマは特に良いのでオススメです。