マネージャ以上の等級で読書会をしようということで、第一弾のお題の「人事評価はもういらない」をシュッと読んだ。
ビジネスの実行と結果とレビューのサイクルが短くなっている昨今に半年前に作成した目標に基づいて社員を評価してもうまくいくことがないので、そういうものはもうやめてしまって、ビジネスの実行に即した頻度で1on1をやって、社員を評価するのではなくてエンパワーメントしなさいという本だった。だいたいにおいて同意できる。
ただ、評価制度というものは事業を成長させる、動機付けさせるという役割の他に、給与に紐づくような人事考課の材料という役割も持っているのに対して、現状の評価制度やめて、給与査定はどうすんの、ということについては一切触れておらず、日本のそれはよくないと言っているだけで、そこはちょっとずるいなと思った。
おそらく日本国外だと、ジョブディスクリプションやタイトルで給与が決まるので、考慮する余地は少ないのだろうけど、そこについて定期評価をやめたとされる外資系ではどのように賃金制度を運用しているのかということの解説がないと、日本が抱える課題についての提言は半分くらいしか効き目がない印象だった。
昨今のビジネスキーワードやリーダーシップ、マネジメントについてもれなく触れているのでサッと抑えるにはいい本だと思います。
Ruby CI で使ってる ICC (Intel C Compiler) のラインセンスが 3/28 で切れてしまったので、Intel の OSS サポートフォームからいつものように申請して、また一年使えるように更新した。
http://rubyci.org/logs/rubyci.s3.amazonaws.com/icc-x64/ruby-trunk/log/20170412T080003Z.fail.html.gz
そろそろ動かす Linux を Trusty から Xenial にしたいところだけど、これは 2017.3 のアップデートが出てからかな。