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HsbtDiary


2015/06/15 (月) [長年日記]

VyOS を触っている

ぎょーむで VyOS を触ることになったので、週末にパラパラと http://www.amazon.co.jp/dp/4774165530/ を読んだのを検証するのに、さっと virtualbox に入れて試してみた。

  • Live CD なので入れると起動する
  • デフォルトユーザーは vyos/vyos, sudo できる
  • インストールは install image コマンド、ボリュームや初期パスワードを聞かれるので Live CD の情報からはとくに変更はせずにバシバシインストール
  • sudo halt で電源落としてから、cd 抜いて起動

インストール自体は簡単。VyOS の注意点というか気をつけるポイント

  • VyOS はメンテモードと実行モードがあり、configure というコマンドを実行するとメンテモードになる
  • vyos/vyos を指定して攻撃するクラッカーが多いので、メンテモードで必ず専用の admin と operator アカウントを作ること、以下の様な感じ
  • set system login user xxx level admin
  • set system login user xxx authentication plaintext-password xxx
  • 作成後に vyos ユーザーは消す
  • メンテモードの確定は commit と save というコマンドを実行、前者は設定反映、後者は再起動しても反映

仮想ルータとして使うための設定は全てメンテモードでぽちぽちと set コマンドを流す、という仕組みみたい。単純ではあるけどこれでいいのか...というあたりでまだまだ頭の切り替えが追いついてない。

OpenStack で VyOS を動かす

OpenStack で使える VyOS のイメージないのかーと探してみたけど無いようなので、Live CD からスクラッチで glance イメージを作ることにした。だるい。

  • http://mirror.vyos.net/iso/release/1.1.5 からイメージをダウンロード
  • http://docs.openstack.org/image-guide/content/centos-image.html の手順にしたがって、qemu-img と virt-install でインストーラ起動してポチポチ実行
  • VyOS はグラフィカルインストーラいらないので --nographics でやった
  • ネットワークのことは何も考えないで、インストール完了後に sudo halt して、作成された qcow2イメージを glance に登録
  • glance の image を指定して、適当な flavor で起動

これで VyOS on OpenStack が実現できたので、どっかと VPN ネットワークを繋ぎこんでいく。