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HsbtDiary


2014/12/12 (金) [長年日記]

楽天 TechTalk で Ruby と Rails の話をしてきた

楽天の河口さんから Ruby と Rails を使ってビジネスを回しているという話をしてくれという依頼がきたので、2日前の 12/10 に楽天オフィスまで言って何か話してきた。当日は遅刻してしまって申し訳ありませんでした...品川シーサイド難しい...

話の内容は、今年の RubyConf Taiwan と RailsPacific で話した内容を足して2で割ったような内容を1時間弱という感じ。

散々聞いた話だと思うけど

  • 使い捨てじゃないプロジェクトやサービスで Rails 使うなら継続的にバージョンアップして技術的負債を返し続けるのが良い。一気にビッグジャンプしようとするととてもコストがかかるし、そもそも出来るかどうかわからない。
  • Rails 使うなら、Rails が良いとしているテクノロジーや方向性に積極的に乗って、自分たちを変化させていく方が楽。
  • Ruby と Rails は積極的にエコシステムに入っていって、Ruby も Rails そのものを変えるように働きかけるのがよい。特に早い段階から導入したり検証することで自分たちに都合の良いように変えることができて、そのことが競争力に繋がる。

ってあたりを特に強調して話したような気がする。

これで今年の発表納めのつもり。Ruby 2.2.0 のリリースや基盤チームの仕事も結構溜まってきているのでまたバンバン進めていくぞー。

技術的負債を返却するには何をすればいいか

A. "技術的負債の返却が上手な人を雇って権限を与える"

ほんとこれ。2年以上ずーっとやって来てわかった。

サービス開発しながら空いた時間で返却とか、時間の流れで積み重なる負債の量にはまるで歯がたたない。積み重なる負債を圧倒的に倒せる能力を持った人を雇うか、組織の何処かから連れてきて権限を与えるしかないと思う。