今日は朝からyattomさんやm_sekiさん、t-wadaさんが参加するTDD研究会のセッションに参加するなど。
このセッションはTDDは開発者による設計手法であって、テスト手法ではないという大前提が発表側にはあって、そこに対して品質保証的なテストエンジニアの観点や参加をどうしていくかみたいな話と理解したのだけど、そこが会場全体で共有されているかと思うとちょっと怪しかったなあ。
後半はドキュメントはどうだとか、うちの組織ではバグ検出数を出さないと〜みたいな感じになってきたのがちょっとアレであった。ようはやる気ないんでしょと。
午後はハヤブサのソフトウェア開発に参加したんだけど、クレーターがあることを予測して設計やテストをめためたやっていったのに、いざ到着してみたらクレーターが無いことがわかって愕然としたとか"予期せぬことが起こるということを予期する"レベルじゃねーぞ。
あと、NECの人は割と重要なことも言っていたと思っていて、箇条書きにすると
という感じ。
最後のクロージングは昨日の基調講演のリー・コープランド氏を交えての会場ディスカッション、白熱なんとかのパロディだったんだけど、会場が日本的なるテスト工程の窮状をうだうだ言ってるなかでだいぶ無双だった。
という感じでばっさばっさとなぎ倒す感じが良かった。
全体を通しての感想なんだけど、多重の下請け構造で職責も怪しい状況で、バグ検出数を出せと言われて、Excelに日本語で一生懸命テストケース書いて、人海戦術でやって、開発とはバグ表の投げ合いをやって、納期に強引にバグ数を0にしてみたいな話をいつまで続けるの?という感じなのは否めなかったなあ。
ただ、コープランド氏の話やリスクベーステスト、TDDセッションの話は今の職場でも参考になるので可能なら来年も参加しようと思います!
カルチャーギャップを乗り越えるのは大変だよね。
乗り越えるというか、断絶というかなんとも言えないモヤモヤ感なんだよねー。モヤモヤ。