正直な話、オレは著者の岡島さんも本の噂や内容も全く知らなかったのだけど、LDRの巡回先で書評が上がっていたので買ってみた。
まず、オレが重視するところの読みやすさという点では合格点。新書よりも若干大きいサイズながらも、新書のように固さはなく、通勤時の立ち乗りでも片手で折り返して持つことができる柔らかさ。
本書は受託開発の極意と書いてはいるが、早い話がよく SIer というメタファで用いられる
などといったソフトウェア開発を生業としている人がいかにして仕事を当たり前レベルにするかについて書かれている。
単に技術的な話よりは、お客様との交渉における心構え、スケジュール管理で陥りやすい罠、見積もりの仕方、テストケースの考え方等、エンジニアならば知ってて「当たり前」のことを解説している。だが、この本に書かれている「当たり前」は会社では教わらないだろう、もちろん学校でも教わらない。にも関わらず、上司やお客様は知ってて当然を求めるのだ。その当たり前を言語化しているという意味でこの本は良書である。
と、1部はすいすい読んでいたのだが、2部になると内容が大きく変わる。いわゆるマインドセットの話に様変わりして、自分や組織にとってのPDCAサイクルの回し方等の解説となる。この部分はいわゆる自己啓発書にありがちな理想論の論調となってしまっていて、「ではどうするのか」という部分が無く少し残念だった。
とは言うものの、総合的な評価としては購入して損はない良書なので、いわゆる SIer な人は手に取ってみてはどうだろうか。
受託開発の極意―変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
技術評論社
¥183
Joyent から2時間程メンテナンスやるから、サービスの再起動を準備しておけよーとメールがきたので、HyperEstraierのdaemonを止めた。
メンテナンス終了後に忘れずに再インデックスとdaemon起動をやること。
へー、受託開発の極意読んでみようかな・・・<br>amazonじゃなくてbooxで購入でスマソ・・・
アフィ経由で買ってよ!