法定休日としての GW に入る前に平日のうちにどっか行っておくかねと、前から気になっていた世田谷美術館に行ってみた。
平日ということで渋谷を過ぎたあたりで貨物系の車で結構込み始めて、用賀の IC の出口は相当なカオスだった。砧公園に入るためにも一方通行をぐるぐる移動して「なんだこれ!」と声に出してしまった。まだまだ知らない道はあるものだなあ。
展覧会の方はいかにも民藝っぽい民藝展でよかった。最後のエリアで、現在も制作を続けている人のインタビューとともに制作物の紹介があって、これが一番良かった気がする。グッズコーナーでは、各地の民芸品を取り扱っている店から商品を集めたようで、鳥取の中井窯の8寸、9寸の染付皿が販売されていたのは「おっ」となった。もう使ってるものはあるので、新しくは買わなかったけど、無かったら買ってただろうなあ。
世田谷美術館のあとは、六本木方面に行くかねと再びカオスな用賀ICから六本木方面へ。平日ということもあって、ミッドタウンの駐車場は止める場所が結構残っていたのでよかった。休日はどんなものかわからないけど、六本木や渋谷の先があんな感じなら、世田谷美術館はよっぽど気になる展覧会以外はスキップかなあ。
国立新美術館では、まずはマティス展へ。マティス、東京都美術館でも最近展覧会があったと思うけどあまり期間を開けずに開催するのは人気があるからなんだろうなあ。この日も平日だと言うのに、壁際や撮影スポットでは人がかなり多かったと思う。
前半はマティスが書いた絵、後半は絵画からステンドグラスという展示になっていて、生涯を追いかける展示としてはなかなかいいなと思った。もう少し人が少なければなあ。
世田谷美術館から動きっぱなしだったので開店したばかりの国立新美術館のカフェで一休み。
割と空腹だったので昼食らしい昼食を食べたかったけど、サンドイッチやケーキしかなかったので軽めに食べて終わり。
休憩のあとはミッドタウン方面に行こうかと思ったけど、1F でやっている現代アート展の遠距離現在というのを見た。
COVID-19 下での生活をテーマにしたとのことだったけど、いまいちよくわからなかった。「うんうん、そうだね」となる現代アートというのがそもそもないので、それはいいんだけど、輪にかけてよくわからなかったなあ。
国立新美術館からミッドタウン方面に移動して 21_21 DESIGN SIGHT へ。
途中にアーティストが手掛けた鯉のぼりがたくさんあって面白かった。端に解説があったので眺めてみたけど知らない人ばかりだったなあ。
21_21 では、科学技術とその応用というような展示をやっていて、義足や身体性の拡張というようなテーマは面白かった。
最近の 21_21 は科学やデザインの方に寄っている展示が増えてて、ちょっと前はいまいちだったのが好みのものが増えている気がする。
21_21 のあとはいつもの巡回コースのサントリー美術館へ。この時期は収蔵品展をやっていて、「あー、これ久しぶりに見たなあ」というのがあってよかった。
尾形乾山の硯箱は有名どころだけど、ガラス細工から漆器など見応えたっぷりだったので、サントリー美術館によく行く人は改めて行くと良さそう。