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HsbtDiary


2013/12/15 (日) [長年日記]

[book] リーン開発の現場を読んだ

原著は「Lean from the Trenches」の翻訳である「リーン開発の現場」を読んだ。これは良書ですね。

この本は前半がとある大規模(60人級)のシステム開発の現場をカンバンを中心にどのようにやりくりしていたのかという話で後半はアジャイル開発やスクラムで必ず出てくる問題の

  • テストの自動化どうすりゃいいの
  • プランニングポーカーなるほどわからん

等をどうすればいいのかという話の二部構成になっている。個人的にはそんなに大規模な開発をすることはないので、後半のテクニカルサイドの話が面白くて好きだけど、これは読む人のコンテキストに依存するかな。

オススメなのは、カンバンのWIPを固定してどのようにバリューストリームを流すのかという解説と最後にある平鍋さんによるリーンとTPSの総括の二つ。本のボリュームも分厚いわけではなく、さらっと読めるので皆さん買うと良いと思います。


リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営
Henrik Kniberg
オーム社
¥2,640

[tDiary][heroku] rpaproxy.tdiary.org を cedar stack に移行した

12月12日くらいから amazon の書影取得が上手く行かないなあと思って様子見していたんだけど、14日になって書影取得のために tDiary 開発チーム(と言っても障害の時点では @machu さんが一人でお守りしていた)が動かしているプロキシがぶっ壊れているということに気がついたので休日だけど朝からレガシーマイグレート業をしていた。

というのも、このプロキシは heroku の bumboo stack かつ、1年くらい bundle update をしないで放置していたという状態で、さらにデータを突っ込んでいる mongohq 側で何か障害が起きてデータを抜くことができないという状態、かつテストはほとんどないという何処かで聞いたことあるアレな奴。

やったこと

  • まずテストとかどうでも良いから cedar stack かつ ruby-2.0.0 で動くのを最優先でコードを直す
  • cedar stack にデプロイしたら、旧 stack の config の値を全部引っ越し
  • この状態でデータは空だけど表示を確認
  • ひとまず復旧したので DNS を cedar stack に向ける
  • mongohq のサポートにデータ見れるようにしろと連絡、しばらくしてデータ閲覧可能になる
  • 旧 stack からデータを抜いて cedar stack にリストア
  • 旧 stack をリネームして cedar stack を 旧 stack と同じ名前にする
  • 突然の "Heroku + MongoHQ環境の移行でハマった - まちゅダイアリー(2013-12-14)"
  • 何とか復旧

休日にこういうのはこりごりなので、テスト書いて継続的に bundle update しつつデプロイし続けるという環境を作らないとなあ。ばたり。