RubyKaigi 2019 の開催中に @k0kubun 君が「発表が終わったら会期中に残りのタスクは全部やりますよ」と勢いのあるやる気をみせていたので、準備は広範囲にちまちま進めていた、という Ruby のリポジトリの Git 以降に必要な自分に割り振られているものをバンバン直していた。
https://www.ruby-lang.org/en/news/2019/04/23/move-to-git-from-svn/
細かい部分は色々あるんだけど、大体は以下のようなチームプレイで進めていった。
卜部さんからも指摘あったけど、流石に事前に何時に切り替えます、というアナウンスはしたほうがよかったというのが反省点だったけど、実際には全て課題が解決していたというわけではなくて、Matz が Go と行ったら Go の事案について時間を費やして作業していた人が、だいたいいいんじゃないかと判断してやったのでそこまで気が回らなかったんすよね...
切り替えた後も Ruby CI の表示が足りなかったり、細かい箇所は @nalsh さんが直してくれたり、znz さんも細かいところをあれこれ直してくれた。ありがとうございます。
とまあ、こんな感じで Ruby core team はそれほどマネージャらしいマネージャがいるわけでもなくて、Matz がビジョンを示したら、こういう風に進めるんだというモチベーションがある人が問題を整頓して、それを進めるような仕組みや状況を作って、興味のある人を巻き込んだり乗っていって課題をなぎ倒すという極めてアジャイルな組織になってます。型やパフォーマンス改善のあれこれもこんな感じです。
切り替えた直後に @n0kada が二回ブランチを全部消した時には流石に「言ったこと(独自の設定のある working directory じゃなくてクローンし直してという依頼)はやってくれ」とキレたけど、みんなで頑張って消えたブランチを復旧させたりとバタバタしてなんとか落ち着いたかな、ってところ。
これでどんどん開発できるので各位やっていってください。
今週は秋葉原の弥生さんのスペースで開催でした。初めて参加した会場だったけど、アクセスも便利で広くて助かりますね。
https://asakusarb.esa.io/posts/935
この日は RubyKaigi 2019 から流れてきたメンバーが結構いて、Switch のプレゼンをもう一度聞いたり、メンバーが git 化乙というケーキを買ってきてくれたのでありがたいありがたいと食べたり、reline という pure ruby 実装の readline のデモを見たりと、自分のやってることの成果自慢!て感じで良かった。