良書です。マネージャという肩書きを持っている人は必ず読んでください。そうじゃない人もソフトウェアをちゃんと作りたいと思っている人は読んでください。
この本は出来上がるまで何が面白いのか、ヒットするのかわからなく、利害関係者が大変多いゲーム業界でのソフトウェア開発をどのように進めて行くと良いのかということが、スクラムのフレームワークに則って実践的かつ詳細に解説されている。例えば登場人物、プロダクトバックログの作り方、スプリント計画などなど、スクラムで必要とされているプラクティスについてはこれでもかというくらい説明がある。
章の隙間に出てくるゲーム業界で起きた小話も大変面白く、中には日本のゲームメーカーの名前も出てきたりするのでとても読みやすかった。全体の総評としてはアジャイルサムライに書いてある内容をスクラムの視点から解説した本という感じかな。オススメです。