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2023/01/21 (土) [長年日記]

富山旅行に行ってきた

妻が富山県美術館で開催されているデザインスコープという展覧会が気になると言い出して、確かに気になるな、となったので1日に帰ってくる弾丸ツアーで金沢まで行ってくることにした。

で、富山近辺までは上野から2時間ほど必要とするので、富山県美術館の開館時刻に合わせて 7:20 くらいの北陸新幹線を予約してビューンと移動。北陸新幹線は全席指定席なのをいつも忘れてしまう。

富山駅に着いたら何も考えずにタクシーを使って美術館へ。歩いても行ける距離ではあるけど、この日は歩きまくりなので体力をセーブする作戦にした。ちょうど開館直後だったのでほとんど人がいない状態でゆっくりみることができて便利。

富山県美術館といえばポスターと椅子、ということでとりあえず上の階から見ていこうと常設展へ。2018年にきたときは実際に座ることもできたのだけど昨今の諸事情で外から見るだけだった残念。途中、屋外に出て三沢厚彦のクマを見てから目当てのデザインスコープ展へ。

デザインスコープ展、デザインあのような番組が好きな人なら楽しめるような発想と着眼点が多分に盛り込まれている展示でよかった。個人的に印象に残ったのは錆をデザインにしたものと、目当てであるところの三澤遥の展示だった。図録も買ったけど三澤遥の展示は一部しか掲載されてなくて、実際に見てみると「なんだこれ」という動きや表現が多いので現地に行ってみるのがいいと思う。

特別展の後にもう一つの常設展の方に行ってみたけど、他所だと撮影禁止にしている千住博であるとか、草間彌生、リヒターなど見どころが多くてここもだいぶよかった。もうちょい定期巡回にしても良さそう。

ちょうど昼食をどうしようか、という時間になったので富山駅で食べてしまうか、金沢に移動してから食べるかなど悩んだ結果、美術館内のレストランで食べることにした。ちょうどこの日は立山連峰は雲で見えなくて残念だったけど、レストランの中のアートも良くや料理も美味しかった。

富山県美術館、行きはタクシーでいいけど帰りはどうしよう、という位置にあるので公園沿いを歩きながら駅に戻ることにした。富山ガラス美術館も見ておきたい気持ちもありつつ、金沢でみる場所が限られてしまうのでシュッと新幹線で移動することにした。

金沢旅行に行ってきた

富山に続いて30分ほど新幹線に乗って金沢に到着。こんだけ近いならもっと頻繁に行き来しておけばよかった。

金沢、前はスルーしていたフルーツむらはたに移動してフルーツパフェを食べた。地元の果物屋さん、というお店でパフェも半額とまでは行かなくてもだいぶ安いくらいの値段で写真のような果物を贅沢に食べることができたのは大変よかった。隣の家族はナポリタンを食べたりしていて、ホントに地元の店という雰囲気があってよかった。また来たい。

一休みしてから金沢の美術館巡りを開始。とりあえず国立工芸館がある一角からスタートということにして、石川県立歴史博物館、国立工芸館、石川県立美術館というコースでハシゴした。工芸館、鳴物入りで竹橋から金沢に移動したけど、前回来た時より受付や展示スペースが狭くなっていてだいぶ厳しみを感じた...。閉鎖してしまいそうで怖い。

県立美術館のあとに21世紀美術館に行ってしまうか悩んだけど、そういや兼六園の中を歩いたことないな、となったので成巽閣という兼六園の端にある展示物を見に行ってから、兼六園を横断しながら21世紀美術館に移動した。この時期は雪もなく、花もなくという状態だったので、暖かくなってからまた来たほうが良さそう。

21世紀美術館では、日曜美術館で特集していたイヴ・クラインの特別展へ。事前に図録を買って読んでいたけど、コンセプトはとても難解だったけど作品を見たらなんか気になるというものばかりで見学していると面白かった。

大阪の中之島で展示されていたものも、「これ、イヴクラインだったんだ」という発見もありなかなかよかった。特別展の後は常設展での企画展示であるとか、ジェームス・タレルの部屋を見ていた。タレルは地中美術館で存在を初めて知ったけど、知識を蓄えた上でみると得るものが増えて大変良い。

弾丸であちこち見続けてだいぶヘロヘロになったけど、まだ魚介類を食べてない!と近江町市場に行ってなんとか空いていた回転寿司の店に入ってあるものだけを適当に頼んで食べていた。ブリとカニが終わってしまっていて悲しい...。この手の旅行先で店を予約して食べる、というの手配が大変なんだよなあ。

夕食の後にお馴染みドーミーインにチェックインして、ヒプマイの渋谷ライブを見ながら疲れ果てて眠ってしまった。お疲れ様でした。