奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド の原案となっている、辻惟雄著の「奇想の系譜」の新版を読んだ。5000円と若干値が張るものの、オールカラーかつ展覧会で展示されていた画家について掘り下げる形で解説が行われていてよかった。
奇想=エキセントリックという訳について、日本だと「ちょっとやばい」というマイナスのニュアンスがあるけど、英語本来の意味だと中心からずれたというだけなのでこれを使うか悩んだというのが面白かった。他にもプライスコレクションについて触れられているところが多かったりと、昨今流行っている若冲周辺を追うならおススメの本かなー。