トップ «前の日記(2010/12/03 (金) ) 最新 次の日記(2010/12/05 (日) )» 編集 RSS feed

HsbtDiary


2010/12/04 (土) [長年日記]

[sprk03][ruby] 札幌Ruby会議03

DSC00809

DSC00820

DSC00879

先頭の発表ということで早起きして会場に向かった。前日は妻の実家に泊まったので東西線で30分ほど揺られて菊水のメディアMIXホールに到着。

今日の発表は本当に勤務先で淡々とこなしていることを“文化”と題して発表したのでした。何となくの内容は背景画像を見てください。後で動画も公開されるのかな?

http://www.slideshare.net/hsbt/sapporo-rubykaigi03

基本的にやってることを話していることなんだけど、今回ちょっと伝えきれなかったトピックは下のようなことでした。

  • “プロダクトコードはレビューしたりきれいにしようと心がけるのにテストコードはできてないね”
  • “きれいなテストコードって何だ”
  • "プロダクトコードはチームですぐに方針とか作戦を話し合うのにテストコードだとしないのは何で?"

テストはもう空気のように書くようにはなったのだけど、無いよりはあった方が良いと考えてテストコードを考えないで書いてしまった結果、遅い、環境が変わると落ちる、変化に弱いという“技術的負債”がどんどん貯まっていって悪循環になっている。

あとちょっと文化とツールの話が悪魔合体してしまって、どっちの話をしてるのかちょっとわからなくなってしまったかなあと思いました。やっぱりストーリーを作らないで発表するとこうなっちゃうなあ。ちなみに ursm の話によると、rubyconfで発表している人はこの辺がとても上手だったらしいよ。ひとまず、t_wada 先生と a_matsuda さんからは良かったという評価をいただいたのでおかしなことは話してないと思います!

全体的な部分で話すと、“感極まった”というのをみんな使っていたけど、オレは今回の札幌Ruby会議03の発表で共通なのは“文化”というキーワードだと思うんだよなあ。別に誰も示し合わせたわけでもないのに"同じ服を着ていたり"、前田さんと大場さんがRubyの世界に新しく入って来た人にもっとも効果的なのはペアプロだという発表をしたり、Matzは数学に弱いけど、数学に強いmrknがいるから大丈夫とか、テストの話をした後で島田さんが壊れやすいテストがあるのは包括できていないからだとか補足されたりと、プログラム全体を通して相互的に場ができあがっているのは、これがRubyの文化だからと思っている。

色々わかったことがあったので、ちょっと持ち帰って自分なりに整頓してからもう一度どこかで話したいなあ。すばらしい会議をありがとうございました!